2008年12月

2008年12月25日

私がゼロからゴルフを教えてもらった私のゴルフの師匠は、アメリカ、フロリダ州にあるブルーミングデイルGCというゴルフ場でコーチをしているジョン・ブラッドリーという方です。


現在80歳を超えたおじいちゃんで、ジョンさんの息子のマイケル・ブラッドリーはアメリカPGAツアーを2勝している選手です。


私がゴルフを初めてからアメリカにいる間、コーチを変えることなく11年間ジョンさんにゴルフを教えてもらいました。


私が試合で成績が良かった時にジョンさんに、

「ありがとう!ジョンさんのおかげです。」

と報告すると、

ジョンさんはいつも、

「試合で成績よかったのはタクミががんばったからだ。私はなにもしていない。もし私がタクミの試合で、タクミの代わりにボールを打って良いスコアを出したのであれば私のおかげだけど、タクミが良いスコアを出したのはすべてタクミががんばったからだ。」

と言ってくれていました。


確かに試合でプレーしたのは最初から最後まで私自身ですが、試合以外の場所で私自身を作ってくれたのはジョンさんでした。

ジョンさんのレッスン論は非常にシンプルです。

見た目の形はすべて結果論であり、それらの見た目の形を作っている体の基の動きを正しくすることにより、スイングの状態を良くするというものです。


私が14歳で初めてジョンさんにスイングを見てもらった時に言われたことと、私が25歳で日本へ帰国する前日にスイングを見てもらった時に言われたことは全く同じでした。

11年間で全く同じことを言われ続けてきました。


私は正直「どうしてもっといろいろなことを教えてくれないのか」と疑問に思っていたこともありましたが、

この11年間で継続して言われ続けてきたことこそがスイングの真髄だったのだなと私自身がコーチになり痛感しました。


現在日本のレッスンの世界では、レッスンのネタが多ければ多いほど良い、いろいろ違う理論のレッスンができた方が評価されるという流れがあります。

浅く広い内容がメディアを通してアマチュア選手に伝わり、レッスンの内容が複雑化しているというのが現状です。

雑誌などを読んでいもて毎回言っていることが違ったりするので、読んでいると色気があるようにも感じてしまいます。

ですが、これはアマチュア選手にとっては誤解を招きやすかったり、混乱を生んでしまう原因になります。


スイング理論の真髄というのは、シンプルであり、地味であるべきです。

ゴルフのスイングを体得して、良いパフォーマンスをするには、

いろいろな理論から良いところだけを取って継ぎ足そうとしても結果は出ません。

1つの理論を探究し、それを体で極めていくことにより、スイングを体得し、結果として良いパフォーマンスを生みます。


いろいろな理論からいいところだけ取るのは一見近道のように見えますが、最終的にはやはり遠回りになります。

本当の近道は1つの理論を極めていくことです。


私のレッスンでは、同じことを何度も言うことがあります。

「頭を動かさないように」

「腰が右に流れないよういに」

など、私のレッスンを受けられた方はこのような内容を何度も聞いたことがあると思います。


何度も同じことを言われるのは全く悪いことではありません。

何度も同じことを言うのは、その動きがそれほど重要であり、それの動きがスイングの基となっているということです。


ゴルフはなかなかうまくいかないことがありますが一緒にがんばりましょう!


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